二号線

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理系社会人によるゆるーいブログ

フランス旅行記 ~ストラスブール編~

こんにちは。だーにゃです。

今回は留学前からずっと行ってみたかったフランス東部、ストラスブールコルマールへの旅行記となります。

ストラスブールへはフランスの新幹線、TGVで向かいます。クリスマスシーズンということもあり、値段が高めだったのですが (フランスは価格変動性)、カルトジュンヌ (carte jeune)という割引証を50€で購入していたため、少し安く行くことができました。このカルトジュンヌは50€支払うことで27歳までの人は一年間、国鉄(SNCF)の電車が25~30%OFFになるという素晴らしい割引証です。フランスに長期滞在される方は早めに購入されることをお勧めします。正直、一回往復するだけでほとんど元が取れるのでお得です。私はネットで購入しましたが、窓口でも買えるようです。

今回はフランス東部に向かうので、パリ東駅から乗ることになります。パリ東駅周辺はパリの中では治安があまり良くないということで、地下鉄を使ってアクセスしました。朝8時発の便に乗ろうと開いたままの改札でe-チケットを読み込もうとしたところ駅員さんに、「いいからそのまま通れ」と言われましたがそれでいいのか(笑)

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↑今回乗ったTGV

 

特に検札等もなく、揺られることおよそ二時間。ストラスブール駅へと到着しました。ストラスブール駅は古い駅舎が中にあり、新しい駅舎が外側を覆っているという不思議な構造。なんでも古い駅舎が文化的に重要らしく、改装の際に覆ってしまえ!となったとか。その発想は無かった(笑)

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ストラスブール駅内観

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ストラスブール駅外観

 

ストラスブールを訪れた目的はそう、クリスマスマーケットです!ストラスブールのクリスマスマーケットはとても有名らしく、もし訪れるならこの時期にしようと考えていました。

しかしながら、ストラスブールといえば先日、悲しい事件がありました。クリスマスマーケットで賑わう夜中、銃撃によって多くの人が死傷を負う事件が起きました。事件は沈静化したため、クリスマスマーケットは再開されましたが、現場近くのクレベール広場では多くの花が供えてあり、事件がそこであったことがはっきりとわかります。このような出来事が無くなるよう切に願っています。

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ストラスブールではいくつかの場所でクリスマスマーケットが開催されています。ストラスブール駅からトラムに乗って中心街へと向かいます。中心街は中州のようになっており、橋を渡って入ります。トラムの駅から降りて少し歩くとクレベール広場でそこはもうクリスマスマーケットの会場です。しかしながら、10時過ぎに着いたこともあり、ちょうど開店準備をしているところでした。とりあえず移動しながら時間をつぶすことにしました。

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↑クレベール広場のマーケット。天気は生憎の雨

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↑サンタクロース宛のポスト。フランスで見た初めての赤いポストです。

 

お次はストラスブールのランドマーク、ストラスブール大聖堂へと向かいます。聖堂っていろんなところにあるからなぁと考えていた私ですが、このストラスブール大聖堂、パリの大聖堂とは異なり、赤茶色の作りをしており高さも物凄いので見ていてとても圧巻でした。

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ストラスブール大聖堂。とっても迫力があります

大聖堂の周りにはマーケットの屋台がずらりと並んでいます。

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↑教会前のクリスマスマーケット。木組みでかわいい!

お昼にはタルトフランベ・バゲットを食べました。アルザス地方にはタルトフランベと呼ばれるピザみたいな郷土料理があるそうなのですが、それのバゲットで作った版ですね。感覚としてはピザトーストみたいかも。

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↑タルトフランベ・バゲット

一緒にクリスマスマーケット名物のホットワインをいただきました。ホットワインは赤ワインに果物やシナモンを加えて鍋で温めたものになります。飲みやすい味となっているので、赤ワインの渋みが苦手な人にもおススメです。ワインのカップは+1€になりますが、飲んだ後に返却することで1€が返ってくる仕組みです。もちろん持って帰ることも可能です。

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ホットワインカップの柄はストラスブール仕様です

 

食事を終えた私はさらに他の場所を巡ってみることにしました。

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↑サン・トマ教会前のクリスマスマーケット

 サン・トマ教会からさらに南に進むとプチットフランス (Petite France)と呼ばれる旧市街に着きます。河の周りには木組みの家々が立ち並び、ステキな雰囲気を醸し出しています。

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↑プチットフランス地区

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↑橋の上から。奥にはマーケットの屋台が見えます

プチットフランスの屋台では、ホットリンゴジュースを飲みました。酸味とシナモンの香りが効いてて美味しい!しかし甘い!

また、ジャムの屋台でミカンのクリスマスジャムも買いました。店員のおばさんは簡単な日本語をしゃべれてびっくり!日本人結構来るのかな?

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↑ホットリンゴジュース。レモンも入っています。

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↑いぶされるサーモン

 

あらかた回りきった私は今日の宿泊地であるコルマールに移動するためストラスブール駅に戻ることにしました。しかし、ここでちょっとしたトラブルが。ストラスブール駅に戻るため、トラムに乗ろうとトラムの駅で待ち、停車したトラムに乗ろうとするとなぜかトラムのドアが開かない。戸惑っていると、近くを通りかかったおばちゃんが、「この駅だと開かないよ」的なことを教えてくれました。じゃあなんでわざわざ停車したんだ…。

仕方ないので歩いて駅に戻ることにしました。川を渡る橋にさしかかったところで荷物チェックをしている警察の方々と遭遇しました (中心街に入る方はチェックがありますが出る方はありません)。テロの影響で警備を強化しているのでしょうが、私が入ったときはトラムに乗っていたため、チェックをスルーしてしまったような…。こんなんでいいのか…。

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↑帰りに見つけた服屋。極度乾燥(しなさい)

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ストラスブール駅を遠くから。繭みたい

 

コルマールへの移動はTERを利用しました。以前アンジェからソミュールへ移動したときはガラガラだったため、今回もすいているかなと思ったらまさかのほぼ満席。私が乗った便はコルマールまで二駅だったため、車両間のスペースにいました。だいたい30分弱の移動です。

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↑車両間には自転車をかけるスペースがありました。自転車旅行者に優しい!

 

さて、次回はコルマール編でお送りしたいと思います。

それでは今日はこのへんで。