二号線

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理系社会人によるゆるーいブログ

パリ学生寮事情

こんにちは。だーにゃです。

今回はパリでの学生寮について紹介したいと思います。私が住んでいる寮はパリ市最南端の14区にある国際大学都市、Cité internationale universitaire de Paris (以下、「シテ大学」と略します) に住んでいます。このシテ大学は各国をモチーフにした寮 (一部例外あり) から形成された学生寮群で、40もの寮で成り立っています。

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↑シテ大学入口

私はこの内の一つに住んでいるのですが、シテ大学以外に住んでいるひとは大学生協Crous管轄の寮に住む人が多いようです。

シテ大学にはインターナショナル館 (国際館)というメインの館があり、そこには食堂、カフェテリア、図書館、銀行の支店、郵便局、劇場、スポーツジム、テニスコートもあり様々な施設を利用できます。また、9月中旬から11月末まではOFII(移民局)の出張所もできるため、長期学生ビザをお持ちの方はここで手続きすれば少し申請が楽になります。

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↑こちらがインターナショナル館。荘厳な佇まい!

各国をモチーフにした寮があるとのことですが、もちろん日本館もあります。私は日本館ではありませんが。時折、イベントが開催されることがあるのでその時にお邪魔するくらいかも。

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↑こちらが日本館。友人曰く、エセ日本旅館みたいな建物

 下の写真はドイツ館です。このドイツ館のようにカフェテリアを有しているものもあり、その国の料理を楽しむこともできます。ちなみにカフェテリアがあるのはドイツ、韓国、スペインの寮の三つです。

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↑ドイツ館である Maison Heinrich Heine (メゾン・ハインリッヒ・ハイネ)

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↑ドイツ名物のCurrywurst (カリーヴルスト)が食べられます

敷地内はちょっとした公園のようになっており夏から秋にかけてはピクニックをしている人やサッカーをしている親子、体を日焼けさせてるおっちゃんなどいろんな人がいます。

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↑シテ大学内の一角

寮生は学生だけでなく、研究者や音楽家、芸術家などがいます (大半は学生か研究者です)。寮費は寮や部屋によって異なりますが、450€~700€くらい?でしょうか。部屋はトイレ・シャワー、キッチンが共用かどうかで変わってきます。地方出身の私から見ると滅茶苦茶高いのですが、パリ市内でこの値段かつサービスを受けられるとなると破格だと思われます。また、電気・ガス・水道・インターネットの契約を個人でしなくてよいのも楽でいいかも。留学生が多いので英語が通じやすいのも助かります(笑)

シテ大学に入寮している人はもちろんですが、パリに住んでいる学生の人はイベント等に合わせて訪れて回ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

それでは今日はこのへんで。