フランス授業形態
こんにちは。だーにゃです。
今回はフランスの授業形態についての紹介です。フランスの大学のシラバスを見ると、一科目の時間割の中にTDやらTPなど略語が多く書いてあり、日本人の我々からするとなんじゃこりゃ状態になります。そこで簡単ではありますが、それぞれの形態について紹介したいと思います。
- Cours
これは日本の一般的な講義と一緒で、教授が前で指導し学生がそれを聞く授業です。私の通っている大学は一科目につき一コマ2時間×2の4時間ですが、フランスの学生たちは皆真面目に聞いています。流石にフルコマの日はぐったりしている人も見かけます(笑)。 - TD
これは日本でいうところの演習の授業に相当します。私は化学の専門なので、基本的に化学の問題の解説を先生が行っています。だいたいクラスを二つに分けての少人数で行います。先生によってスタイルはまちまちで、ひたすら解説する人や、学生に解かせて説明させる人もいます。予習をしていなくてもたぶん大丈夫だと思いますが、理解を深めるためには事前に問題を解いておくことをお勧めします (時間が無いときは仕方ない(笑))。 - TP
これは日本における学生実験に相当するようです。しかし、私はTPのある授業を選択していないため、どのような感じかわかりませんが…。 - Tutorat
これはチュートリアル、個別指導のようなものでしょうか。こちらの内容は授業によって異なり、レポートの指導であったり、問題演習を行ったりします。こちらはクラスを3~4つに分けてTDよりもさらに少人数で行います。問題演習の場合は正直、TDとの違いがわからない…。授業時間外に行われることもあり、その場合は先生からメールが来たり、こちらから送ることもあります。TDよりも自主性が見られるので、こちらはしっかり準備して行きましょう。 - CC
以前も少し紹介した、Control Continue、略してCC。
中間テストみたいなもので、こちらの点数が成績の何割かを占め、期末テストと合わせて評価されるようです。一科目において異なる先生が異なる範囲を教えることが多いので一科目あたりCCが二つなんてことも。 - Ecrit
通常、期末の筆記試験のことを意味します。Oralと書いてあれば口頭試問になります。
さて、ざっくりこんな感じでしょうか。
フランスの成績で単位を取得できるのは50点以上だそうです。日本より基準が緩いように感じますが、日本と異なり出席点は考慮されないのでけっこう大変かも。
授業も残すところあと二週間。それが終わると年末休暇を挟んで期末テストです。学生を遊ばせる気がないのでは…。ともあれパスできるよう頑張りたいと思います。
それでは今日はこのへんで。