二号線

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理系社会人によるゆるーいブログ

権利と主張の国

こんにちは。だーにゃです。

フランスでは最近、毎週土曜日にジレ・ジョーヌと呼ばれる集団による黄色いベスト運動なるデモが行われています。デモの内容はガソリンの値上げに対するもので、SNSなどでの呼びかけで広がっているそうです。デモ隊の一部は暴徒化し (しかしながら、そのほとんどはデモ隊以外の別の暴徒の模様)、凱旋門周辺では大変な騒ぎとなっています。もし、パリにお越しの方は少なくとも土曜日は凱旋門シャンゼリゼ周辺は避けることを勧めます。

私は学生街に住んでいるため大きな影響はありませんが、週末は気を付けて過ごしたいと思います。

 

さて、フランスは日本と異なり、ストライキの多い国とよく耳にします。私も電車などがストライキになったら困るなーと注意していたのですが、先日ついにストライキを経験しました。

しかし、交通機関ではなく、まさかの大学図書館です (汗)。私が通っている大学の図書館はおよそ二週間にわたりストライキで閉鎖していました。中間テストシーズンなのになんてこと…。勉強会のために部屋を予約しておいても、ストライキで無視されたり…。

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↑図書館の貼り紙。

フランス人の友人に聞いてみると、だってここはフランスだから(笑)と呆れていました。

日本だったら仕事や待遇に不満があってもなかなかフランスのように行動を起こす人は少ないと思います。私もそういうことには慣れていないためとても奇妙に感じますが、ストライキはフランスではよくあることなのでしょう (デモは違うと思いますが)。フランスが自由過ぎて、日本はかっちりし過ぎているのでしょうか。

ともあれ図書館スキーな私にはとても大変な二週間でした。皆さんもフランスにお越しの際はストライキに気を付けましょう。"Grève"(ストライキ)と書いた貼り紙を見たら要注意!

それでは今日はこのへんで。